ダックスフンドの歴史

長い歴史を持つアナグマの猟犬



ダックスフンドの生まれ故郷はドイツです。

犬種名のダックスはドイツ語でアナグマ、フンドは犬という意味です。

つまりアナグマ狩りの猟犬です。

ドイツやフランスでは古くからテッケルと呼ばれ、親しまれています。

亜種が多いことでもわかるようにその歴史は古く、優秀な猟犬として長く活躍してきました。

発祥の地は古代エジプト



短い脚の犬ははるか昔からいたようで、古代エジプトの王の像などに、

脚の長いすらりとしたハウンドとともに

ダックスフンドによく似た犬の姿が描かれています。

このファラオに愛された猟犬は「テカル」と記されています。

この犬が今日のダックスフンドのルーツかどうかははっきりしませんが、

関係があるのかと考える人も多いようです。

直系の祖先は古いドイツ犬



ダックスフンドは、フランスの短脚の猟犬バセット・ハウンドと同じように、
スイスのジュラ・ハウンドの流れを汲む犬と考えられています。

そしてドイツへと移り住んでいく間に、ドイツやオーストリアの山岳地方に居た
中型のピンシャーやミニチュア・フレンチ・ポインターと交雑したと思われます。

こうして生まれた犬が、今日のスムースヘアード種の先祖といわれています。

気質はテリアに近く、当時は体もずっと大きかったようです。

やがてこの犬たちはテッケルと呼ばれるようになり、鋭い臭覚を生かして
アナグマやウサギ狩りをするようになりました。

猟性能を追求して体形を改良



中世のころにはハンターや地方の領主などに飼われ、群れで猟をするようになります。

12〜13世紀頃には、狭い巣穴に入りやすく、行動しやすいように、
すぐれた猟能力や体系を持つ犬の改良が重ねられました。

その結果、体がより小さく、穴に潜り込みやすい長い口吻やくさび形の頭、
大きな垂れ耳、長い胴体、短く力強い脚を持った犬が誕生したのです。

サイズ、毛質が増えて種類が豊富に



ロングヘアード種は15世紀頃に、鳥猟犬のスパニエルを配して
作り出されたといわれています。

ワイアーヘアード種に影響を与えたのは、シュナウザーや剛毛のテリアです。

ミニチュアダックスフンドの歴史は比較的浅く、作出が試みられたのは
19世紀にはいってから。

畑を荒らすアナウサギを捕獲するためです。

基礎となったのはテッケルの小型犬で小害獣狩りに使われていた
カニンチェン・テッケルです。

犬種名のダックスフンドは1719年に刊行された
「完全な猟犬」に初めて登場します。

1979年にスムーズヘアードとロングヘアードの基準が制定され、
1890年にワイアーヘアードが加わって犬種規定が完成しました。

日本とアメリカのダックスフンド



アメリカに渡ったのは19世紀後半ですが、AKCに公認されたのは1935年のことです。

日本には明治時代に輸入されましたが注目を集めるようになったのは大戦後。

1955年、日本ダックスフンド倶楽部が創立され、人気犬の仲間入りを果しました。

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